補助放射線療法で治療されたステージI-II子宮内膜がんにおけるMLH1プロモーターの高メチル化の予後への影響:多施設後ろ向き研究:ステージI-II子宮内膜がんにおけるMLH1phの状態。

原題
The prognostic impact of MLH1 promoter hypermethylation in stage I-II endometrial cancer treated with adjuvant radiotherapy: a multi-institutional retrospective study: MLH1ph status in stage I-II endometrial cancer.
背景:この研究では、MLH1プロモーター高メチル化(MLH1ph)が、補助放射線療法を受けているステージI-II類内膜子宮内膜がん(EEC)患者の予後と再発パターンにどのように影響するかを評価する。

方法:遡及的分析には、既知のミスマッチ修復(MMR)状態を有する814人のEEC患者が含まれた。腫瘍は、MLH1phまたは体細胞dMMR(sdMMR)のいずれかに分類された。無再発生存率(RFS)は、カプランマイヤーおよびコックス比例ハザード分析を使用して評価された。

結果:年齢中央値は65歳で、32.4%がdMMRを有し、ほとんどがMLH1phであった。RFSの低下に関連する因子には、腫瘍の大きさ、MMRワクチンの状態、および放射線の種類が含まれた。MLH1ph患者は、より悪いRFSおよびより高い局所領域再発率を示した。

結論:MLH1ph患者は、熟練したsdMMR患者と比較して、局所領域再発の増加のためにRFSが不良であった。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.05.004
PMID: 40379143

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