乳癌に対する1週間対3週間の腋窩放射線療法後の5年間の正常組織への影響を、患者自身と臨床医が評価:第III相FAST-Forward試験のランダム化リンパ節サブスタディの結果。

原題
Patient- and clinician-assessed five-year normal tissue effects following one-week versus three-week axillary radiotherapy for breast cancer: Results from the phase III FAST-Forward trial randomised nodal sub-study.
背景:FAST-Forward試験では、1週間にわたって5分割で26 Gyを照射することは、早期乳癌治療の3週間レジメンと同程度に安全かつ有効であることが立証された。このサブスタディでは、補助腋窩放射線療法の1週間スケジュールの安全性を評価した。

方法:この非劣性試験では、侵襲的乳癌を有する469人の患者を、40 Gy/15分割(対照)または26 Gy/5分割に無作為に割り付けた。主要評価項目は、患者が報告した中等度から著明な腕または手の腫脹の5年発生率とした。

結果:5年間のアンケートに回答した患者のうち、対照群の10%および26 Gy群の11%が腫脹を報告し、有意差を示さなかった。

結論:調査結果は、26 Gyの5分割照射が乳癌患者の補助えきか放射線治療の安全な選択肢であることを示唆している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110915
PMID: 40379410

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