マイクロサテライト不安定性-高度進行胃癌または食道胃接合部癌に対する一次治療としてのニボルマブと低用量イピリムマブの第II相試験(NO LIMIT、WJOG13320G)。

原題
Phase II Study (NO LIMIT, WJOG13320G) of First-Line Nivolumab Plus Low-Dose Ipilimumab for Microsatellite Instability-High Advanced Gastric or Esophagogastric Junction Cancer.
背景:MSI-H進行胃癌または食道胃接合部癌(AGC)はAGC症例の5〜6%を占め、免疫治療によく反応する。本研究では、一次治療としてニボルマブ(NIVO)と低用量イピリムマブ(LD-IPI)の併用を評価する。

方法:MSI-H AGCの29人の患者にNIVO(240 mgを隔週)とIPI(1 mg/kgを6週間ごと)を投与した。一次エンドポイントは全奏効率(ORR)であり、二次エンドポイントには疾患制御率(DCR)、無増悪生存期間(PFS)、および安全性が含まれた。

結果:ORRは62.1%、DCRは79.3%であった。有意な割合で治療関連の有害事象が発生し、PFS中央値は13.8ヵ月、12ヵ月OS率は79.5%であった。

結論:NIVO+LD-IPIは、有害事象による治療中止にもかかわらず、MSI-H AGCに対して強固で持続的な有効性を示した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-02463
PMID: 40378356

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