椎体終板破壊とその脊椎圧迫骨折リスクへの影響に関する拡大解析。

原題
Expanded analysis of vertebral endplate disruption and its impact on vertebral compression fracture risk.
**背景:**脊椎圧迫骨折(VCF)は脊髄定位放射線治療(SBRT)を複雑にする可能性がある。これまでの研究から、進行した脊椎不安定性腫瘍スコア(SINS)、腫瘍関連終板(EP)破壊、および特定の病態がVCFリスクを増大させることが示されている。

**方法:**この後ろ向き研究では、2013年から2020年までの患者データを分析し、SBRT前のCTスキャンによりEP破壊を特定した。EP破壊、ステロイド使用、SINS 7以上、および有害な組織学などの予測因子を用いてノモグラムが開発された。

**結果:**追跡期間中央値19ヶ月の患者173名のうち、30名(17%)がVCFを発症した。EP破壊、ステロイド使用、有害な組織学、およびSINS≧7はVCFリスクを有意に増加させた。

**結論:**この研究では、EP破壊およびその他の因子がSBRT後のVCFリスクの上昇と関連していることが確認されており、慎重な患者層別化の必要性が強調されている。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02658-z
PMID: 40369591

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