中咽頭がんにおける線量測定と患者報告アウトカムとの関連:選択的頸部デエスカレーション試験の事後解析。

原題
Associations between dosimetry and patient-reported outcomes in oropharyngeal cancer: post hoc analysis of elective neck de-escalation trials.
背景:この研究では、2つの選択的頚部放射線照射(ENI)デエスカレーション試験を受けた口腔咽頭扁平上皮癌(OPSCC)患者における患者報告アウトカム(PRO)と線量測定との関係を調査した。

方法:ENI試験からのOPSCC患者は、重要な解剖学的領域の輪郭が描かれており、それらの用量は、PRO、特にMDアンダーソン嚥下障害目録(MDADI)およびEORTC HN35スコアに対して3ヶ月および12ヶ月にわたって分析された。

結果:患者86名を解析したところ、12ヶ月目のMDADIの有意な予測因子には、口腔、上/中収縮筋、および管状腺が含まれ、3ヶ月目のDMスコアは口腔内用量と関連していた。

結論:口腔および顎下腺への線量は、脱エスカレーションIMRTにおける長期PR Oに重大な影響を及ぼし、アウトカムの予測因子に関するさらなる研究の必要性を示している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110933
PMID: 40360050

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