縦隔ホジキンリンパ腫に対する陽子線治療:臨床的有効性と安全性に関する前向き研究。

原題
Proton beam therapy for mediastinal Hodgkin lymphoma: A prospective study of clinical efficacy and safety.
背景:ペンシルビームスキャンを用いた陽子線治療は、腫瘍を正確に標的とし、健康な組織を温存し、毒性を軽減する。縦隔ホジキンリンパ腫におけるその臨床応用は、依然として出現しつつある。

方法:この研究では、2013年5月から2020年12月までに治療を受けた162人の患者(年齢中央値32歳)の毒性と転帰を評価した。用量中央値は30 GyEであった。146人の患者で深吸気息止めが利用された。

結果:無病生存率、全生存率、および局所制御率はそれぞれ95.1%、98.8%、および98.8%であり、一般的な急性毒性は食道および皮膚関連であった。晩期毒性には、患者の23%にグレード2の甲状腺機能低下症が含まれていた。

結論:ペンシルビーム走査陽子線治療は、縦隔ホジキンリンパ腫に対して安全かつ有効であり、低毒性と高い局所制御を示している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110931
PMID: 40355029

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