切除不能な肝細胞癌の一次治療におけるアンロチニブ+ペンプリマブ対ソラフェニブ(APOLLO):無作為化対照第3相試験。

原題
Anlotinib plus penpulimab versus sorafenib in the first-line treatment of unresectable hepatocellular carcinoma (APOLLO): a randomised, controlled, phase 3 trial.
背景:アンロチニブとペンプリマブの併用は、進行肝細胞癌(HCC)の生存率を改善する見込みがあることが示され、ソラフェニブと比較する第3相試験が開始された。

方法:中国の79施設で実施されたAPOLLO試験では、切除不能HCC患者649人をanlotinib+ペンプリマブまたはソラフェニブのいずれかを受ける群にランダムに割り付け、無増悪生存期間および全生存期間を追跡した。

結果:アンロチニブ+ペンプリマブは、ソラフェニブと比較して、無増悪生存期間中央値(6.9ヵ月対2.8ヵ月)および全生存期間中央値(16.5ヵ月対13.2ヵ月)を有意に延長した。

結論:この併用療法は切除不能なHCCに対する有望な第一選択治療であると思われ、世界の集団におけるさらなる検証が必要である。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00190-1
PMID: 40349716

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