原題
Nivolumab plus ipilimumab versus lenvatinib or sorafenib as first-line treatment for unresectable hepatocellular carcinoma (CheckMate 9DW): an open-label, randomised, phase 3 trial.
背景:切除不可能な肝細胞癌(HCC)は予後不良であり、有効な治療を必要とする。この研究では、一次治療としてニボルマブ+イピリムマブをレンバチニブまたはソラフェニブと比較したCheckMate 9 DW試験の中間解析結果を提示している。
方法:この無作為化非盲検第3相試験では、未治療の切除不能HCC患者668人をニボルマブ+イピリムマブまたは標準治療のいずれかに割り付け、全生存期間を主要エンドポイントとした。
結果:35.2ヵ月後、全生存期間は、ニボルマブ+イピリムマブ群(23.7ヵ月)の方がレンバチニブまたはソラフェニブ群(20.6ヵ月)よりも有意に長かった。
結論:ニボルマブとイピリムマブの併用は、顕著な生存優位性と管理可能な安全性プロファイルを提供し、切除不能なHCCに対する一次治療としての使用を支持している。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(25)00403-9
PMID: 40349714
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