原題
Dose-Escalated Stereotactic Versus Conventional Radiotherapy for Painful Bone Metastases (ROBOMET): A Multicenter, Patient-Blinded Randomized Clinical Trial.
背景:本研究の目的は、20 Gyの体幹部定位放射線治療(SBRT)の線量漸増単回照射が、痛みを伴う骨転移を有する患者の完全な疼痛反応(CR)を達成する上で、従来の8 Gyの3D原体照射(RT)よりも有効であるかどうかを判断することであった。
方法:1件の単盲検無作為化対照第III相試験(ROBOMET)では、痛みを伴う骨転移を有する患者126人を対象とし、SBRTまたは従来のRTのいずれかを受けるように割り付けた。主要評価項目は、治療後1ヵ月でCRを達成した患者の割合とした。
結果:1か月後、CR率は従来のRTで25%、SBRTで37%であった。3か月後、これらの割合はそれぞれ24%と33%であった。
結論:1か月後、SBRTは従来のRTと比較してCR率を有意に改善しなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01447
PMID: 40340551
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