腫瘍床ブーストの有無にかかわらず局所再発:DBCG IMN2試験の事後解析。

原題
Local recurrence with and without a tumour-bed boost: A post-hoc analysis of the DBCG IMN2 study.
**背景:**早期乳癌では、腫瘍床ブースト(TBB)は局所再発(LR)リスクを半減させるが、乳房硬結を引き起こす可能性がある。DBG IMN2研究は、LR率および予後リスク因子に基づいて、TBBからベネフィットを得る患者を特定することを目的とした。

**方法:**解析には、乳房温存術を受け、TBBを併用するまたは併用しない3 D原体照射法を受け、年齢および切除断端に基づいて様々な線量を受けたリンパ節陽性患者2,430人が含まれた。

**結果:**追跡期間中央値は13.7年であり、5年LR率は1.7%、10年LR率は3.6%であった。特に、50歳以上のER-/HER2-腫瘍患者の10年LR率は8.3%であった。

**結論:**ER-/HER2-腫瘍を有する50歳以上のリンパ節陽性患者は、TBBから臨床的に利益を得る可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110905
PMID: 40324911

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