立位前立腺放射線療法のシミュレーション研究:立位と仰臥位の解剖学的構造および線量体積因子の比較。

原題
Simulation study of upright prostate radiotherapy: comparison of upright and supine anatomy and dose-volumetric factors.
背景:本研究では、治療計画シミュレーションを通して解剖学的変化と線量測定的影響を分析することにより、前立腺癌に対する立位放射線療法と従来の仰臥位放射線療法の実行可能性を評価した。

方法:60 Gyを20分割で照射する回転型強度変調放射線治療(VMAT)をシミュレートした51人の無症候ボランティアからの対になったCT画像を用いて、立位と仰臥位の間の骨盤臓器解剖と線量分布を比較した。

結果:立位は骨盤臓器の有意な下方運動を引き起こし、線量体積ヒストグラム(DVH)パラメータと線量分布は両位置で同等であり、リスクのある臓器を効果的に温存することを示した。

結論:前立腺癌に対する立位放射線療法は実行可能であり、顕著な解剖学的変化にもかかわらず、仰臥位放射線療法と同等の線量測定結果を達成した。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2025.04.007
PMID: 40316211

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