原題
Acalabrutinib Plus Bendamustine-Rituximab in Untreated Mantle Cell Lymphoma.
背景:ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬であるアカラブルチニブは、イブルチニブと比較して毒性が低いため、マントル細胞リンパ腫(MCL)において良好な転帰をもたらす可能性がある。
方法:試験では、未治療の65歳以上のMCL患者598人を、6サイクルのベンダムスチンおよびリツキシマブとともに、アカラブルチニブまたはプラセボを投与する群に無作為に割り付け、その後、維持療法を行った。
結果:追跡期間中央値44.9カ月の時点で、無増悪生存期間は、アカラブルチニブ(66.4カ月)の方がプラセボ(49.6カ月)よりも有意に長かった。全生存期間に有意差は認められなかった。
結論:アカラブルチニブとベンダムスチン-リツキシマブの併用は、管理可能な毒性で無増悪生存期間を改善し、MCLに対する有効な一次治療であることが示唆された。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00690
PMID: 40311141
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