部分代謝反応を示した原発性縦隔B細胞リンパ腫患者の転帰:多施設レトロスペクティブ分析。

原題
Outcomes of Primary Mediastinal B-cell Lymphoma Patients with Partial Metabolic Response: A Multicenter Retrospective Analysis.
背景:原発性縦隔B細胞リンパ腫(PMBCL)の多くの患者は初期治療後に部分代謝反応(PMR)を達成するが、その転帰に関するデータは限られている。本研究の目的は、これらの転帰の特徴を明らかにし、治療法の決定に情報を提供することであった。

方法:2009〜2021年に2施設で治療した151人のPMBCL患者をレビューした。PETスキャンと修正ルガーノ基準を用いて、反応を評価し、カプランマイヤー法を用いて無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)率を推定した。

結果:代謝反応が不完全な患者では、4年PFSおよびOS割合は73%および72%であった。PMR患者の4年PFSおよびOS割合は83%および81%であり、放射線療法を受けた患者の割合が高かった。

結論:放射線療法で管理されたPMR患者は優れた結果を示し、SUVmaxは治療強度の調整に役立つ可能性がある。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101744
PMID: 40291511

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