ホルモン受容体陽性/ヒト上皮成長因子受容体2陰性進行乳癌患者におけるパルボシクリブ再投与を伴うまたは伴わない二次内分泌療法:PALMIRA試験。

原題
Second-Line Endocrine Therapy With or Without Palbociclib Rechallenge in Patients With Hormone Receptor-Positive/Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Negative Advanced Breast Cancer: PALMIRA Trial.
背景:この研究は、パルボシクリブとETによる一次治療後に進行したホルモン受容体陽性/HER 2陰性進行乳癌(ABC)患者において、代替内分泌療法(ET)によるパルボシクリブの再投与を評価することを目的とした。

方法:この国際的な第II相試験には198人の患者が登録され、パルボシクリブの再投与と二次ETまたはET単独のいずれかを受けるように無作為化(2:1)された。主要エンドポイントは無増悪生存期間(PFS)であった。

結果:PFS中央値は、palbociclib+ET群で4.9ヵ月であったのに対し、ET単独群では3.6ヵ月であった(HR 0.84、p=0.149)。

結論:この患者集団において、パルボシクリブの再投与は、ET単独と比較してPFSを有意に改善しなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01865
PMID: 40294349

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