軟髄膜疾患の成人患者におけるプロトン頭蓋脊髄照射の初期の経験。

原題
Early experience with proton craniospinal irradiation in adult patients with leptomeningeal disease.
背景:軟膜疾患(LMD)はがん患者の生存率を有意に悪化させ、利用可能な治療選択肢は限られている。陽子線頭蓋脊髄照射(pCSI)は、無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)を改善する可能性を示している。

方法:本研究では、LMDに対してpCSIで治療された成人患者を分析し、患者、腫瘍、治療特性、および臨床転帰を評価した。

結果:9人の患者が主に乳癌で治療された。年齢中央値は58.6歳であった。PFS、CNS PFS、およびOSの中央値は、それぞれ2.7ヵ月、4.0ヵ月、および4.0ヵ月であり、管理可能な毒性が観察された。

結論:pCSIは選択されたLMD患者に対して安全で有効な治療法であると思われ、さらなる研究が必要である。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02618-7
PMID: 40264106

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