ADAGIO:再発または持続性の漿液性子宮癌の治療としてのAdavoertib(AZD1775)の有効性と安全性を評価する第IIb相非盲検単群多施設共同試験。

原題
ADAGIO: A Phase IIb, Open-Label, Single-Arm, Multicenter Study Assessing the Efficacy and Safety of Adavosertib (AZD1775) as Treatment for Recurrent or Persistent Uterine Serous Carcinoma.
背景:この第IIb相試験では、以前にプラチナベースの化学療法で治療された再発/持続性子宮漿液性癌(USC)患者におけるアボセルチブの有効性と安全性を評価した。

方法:適格な患者は、21日サイクルで特定の日に毎日経口アボセルチブ(300 mg)を投与され、主要エンドポイントは独立したレビューによって評価された客観的奏効率(ORR)であった。

結果:評価可能な患者104人のうち、ORRは26%であり、奏効期間中央値は4.7ヵ月、無増悪生存期間中央値は2.8ヵ月であった。ほとんどの患者(97.2%)が治療関連の有害事象を経験し、一般的な問題は下痢と悪心であった。

結論:アボセルチブはUSCである程度の抗腫瘍活性を示したが、忍容性は低く、潜在的なバイオマーカーとの関連から、サイクリンE1が反応に影響を及ぼす可能性が示唆された。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01606
PMID: 40262070

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