原題
DAHANCA19: A randomized phase III study of primary curative (chemo)-radiotherapy and the EGFR-inhibitor zalutumumab for squamous cell carcinoma of the head and neck.
背景:本研究では、EGFR阻害薬ザルトムマブが(化学)放射線療法と併用した場合に、頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)患者の転帰を改善するかどうかを検討する。
方法:生検で確認されたHNSCCの適格患者計608名を、標準治療を受ける対照群と、同じ治療とzalutumumabを併用するzalutumumab群の2群に無作為に割り付けた。一次エンドポイントは領域での失敗であり、二次エンドポイントには疾患特異的生存率および全生存率が含まれた。
結果:中央値で59ヶ月間の追跡調査後、zalutumumab群の5年局所領域失敗率は24%であったのに対し、対照群では18%であり、有意な生存ベネフィットは認められなかった。
結論:Zalutumumabは、HNSCC患者の領域制御、疾患特異的、または全生存を増強しなかった。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110899
PMID: 40258418
コメント