骨転移と非骨病変における緩和的放射線療法に対する疼痛反応:前向き研究。

原題
Pain response to palliative radiotherapy in bone metastases vs. non-bone lesions: Prospective study.
背景:本研究では、ICPRE基準に基づいて、骨転移対非骨転移に対する緩和的放射線療法に対する疼痛反応を分析した。

方法:2021年8月から2023年9月までの間に500人の患者の867病変からデータを収集し、様々な間隔で疼痛反応を評価した。多変量ロジスティック回帰分析では、オピオイド使用や放射線量などの交絡因子を調整した。

結果:440人の患者からの678病変のうち、80%が骨病変であった。生存および治療パターンに差があったにもかかわらず、疼痛奏効率は同程度であった(骨57%対非骨62%、P=0.33)。

結論:緩和的放射線療法は痛みを伴う非骨病変に有効であり、最適な放射線量を検討するためのさらなる試験が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110901
PMID: 40254168

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