乳癌に対する乳房切除術後の寡分割放射線療法後の放射線誘発リンパ球減少症の縦断的解析と予測因子:2件のプロスペクティブ試験のプールコホート試験。

原題
Longitudinal Analyses and Predictive Factors of Radiation-Induced Lymphopenia After Postmastectomy Hypofractionated Radiation Therapy for Breast Cancer: A Pooled Cohort Study of 2 Prospective Trials.
背景:放射線誘発リンパ球減少症(RIL)は固形腫瘍の転帰不良と関連しており、乳癌患者における放射線治療(RT)後のリンパ球変化の調査を促している。

方法:この研究には、8つの病院で乳癌で乳房切除術後のRTを受けた607人の寡分割患者が含まれ、統合されたフォトンベースのIMRTとハイブリッドRT技術を比較した。末梢リンパ球数(PLC)は、治療中およびRT後最大2年間追跡された。

結果:患者の19.9%がグレード3以上のRILを経験し、最低PLCは0.75±0.33×10/Lであった。統合RTは、ハイブリッドRTと比較して、治療中および治療後のPLCの低下と関連していた。

結論:RT後に長期のリンパ球減少症が認められ、統合RTはRILリスクを高め、RILを減少させるための慎重なRT技術選択の必要性を強調した。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101750
PMID: 40241739

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