原題
Spatial dose-response pattern associated with severe radiation-induced lymphopenia in the liver: A voxel-based analysis.
背景:本研究では、放射線療法(RT)を受けている肝細胞癌(HCC)患者における重度の放射線誘発リンパ球減少症(SRIL)の用量反応パターンを、SRIL発生に関連する特定の肝臓領域に焦点を当てて調査する。
方法:75人のHCC患者からのデータをセグメントワイズおよびボクセルベースの分析を用いて分析し、放射線量とSRIL(リンパ球絶対数<500/μL)との関係を調べた。統計的評価にはロジスティック回帰と一般化線形モデルを用いた。
結果:RT前の絶対リンパ球数と肝臓セグメント1と7はSRILと有意に関連していた。セグメント1は最も強い相関を示し、統計的に有意なボクセルの大部分を含んでいた。
結論:本研究は、肝臓における不均一な用量-反応パターンを同定し、特定の領域がSRILリスクを低減するためにより厳しい線量測定制約を必要とする可能性があることを示した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.03.082
PMID: 40220962
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