呼気の電子鼻分析による肺癌検出:多施設前向き外部検証研究。

原題
Lung cancer detection by electronic nose analysis of exhaled breath: a multi-center prospective external validation study.
背景:本研究では、COPD患者の肺癌診断に対する電子鼻(eNose)分析の有効性を評価し、既存のeNoseモデルと共に新しいeNoseモデルを検証し評価することを目的とした。

方法:オランダの2つの胸部腫瘍クリニックで実施されたこの研究には、肺癌疑いの成人364人が参加した。SpiroNose®システムを用いて呼気プロファイルを分析し、ROC-AUC、特異度、PPV、およびNPVを用いて両eNoseモデルの診断能を測定した。

結果:元のモデルでは、ROC-AUCはCOPD患者で0.92、全体で0.80であった。新しいモデルは、94%の感度で0.83のROC-AUCを達成した。

結論:eNose分析は、様々な患者の人口統計および特性にわたって肺癌検出のための信頼できる方法であることが証明されている。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.03.013
PMID: 40174676
Open Access

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