ROS1+非小細胞肺癌におけるタレトレクチニブ:TRUST。

原題
Taletrectinib in ROS1+ Non-Small Cell Lung Cancer: TRUST.
背景:タレトレクチニブは、非小細胞肺癌(NSCLC)に対する選択的なCNS活性ROS1チロシンキナーゼ阻害剤である。

方法:本要約は、TRUST-IおよびTRUST-II第II相試験から得られた有効性および安全性データを統合したものであり、確認された客観的奏効率(cORR)、頭蓋内奏効率(IC-ORR)、無増悪生存期間(PFS)、および1日1回600 mgのタレトレクチニブで治療された患者における安全性に焦点を当てている。

結果:273人の患者のうち、cORRはTKI未治療患者で88.8%、TKI前治療患者で55.8%であった。PFSの中央値は45.6ヵ月(未治療)及び9.7ヵ月(前治療)であった。ほとんどの有害事象は軽度であり、中止率は低かった。

結論:タレトレクチニブは、TKI未治療および前治療を受けたNSCLC患者の両方において、高い有効性、持続的な反応、および良好な安全性プロファイルを示す。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00275
PMID: 40179330

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