MR-Linacシステムを用いた腹骨盤定位放射線治療(SBRT)後の患者報告による生活の質の転帰。

原題
Patient-Reported Quality-of-Life Outcomes After Abdominopelvic Stereotactic Body Radiation Therapy (SBRT) Using an MR-Linac System.
背景:本研究では、腹部骨盤悪性腫瘍に対してMRガイド下適応放散療法(RT)を受けている患者の健康関連の生活の質(HRQoL)の結果を、MRリニアック(MRL)治療と従来のCTベースの治療を比較して調査する。

方法:2019年9月から2024年11月までプリンセス・マーガレット病院で前向き観察研究を実施し、EORTC QLQ-C30質問票を用いてHRQoLを評価した。

結果:73人の患者が分析され、最終治療分割で疲労と吐き気/嘔吐の有意な増加が明らかになった。疲労は3ヶ月目に上昇したままであったが、12ヶ月目までにHRQoLスコアはベースラインレベルに戻った。

結論:MRLベースの定位RTは忍容性が良好であり、HRQoLは腹骨盤転移に対して12か月で安定している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.03.052
PMID: 40164350

コメント

タイトルとURLをコピーしました