2ラウンド修正デルファイ調査を用いた導入化学療法後の上咽頭癌に対する放射線療法の標的体積の描写に関する国際合意ガイドライン。

原題
International Consensus Guidelines on the Delineation of Radiation Therapy Target Volumes for Nasopharyngeal Carcinoma After Induction Chemotherapy Using a 2-Round Modified Delphi Survey.
背景:導入化学療法(ICT)は局所進行上咽頭癌(NPC)の標準治療になりつつあるが、放射線治療(RT)プロトコルは大きく異なり、統一されたアプローチに対する強力な証拠を欠いている。

方法:本研究では、フォーカスグループディスカッションを用いてコンセンサスの範囲を定義し、文献レビューを通じてエビデンスのギャップを特定し、研究を統合してコンセンサスステートメントを作成した。修正されたデルファイプロセスには、様々な地域の放射線腫瘍医および専門家が参加した。

結果:主要な領域についてコンセンサスが得られた:化学放射線療法のタイミング、画像診断法、線量分割、および標的体積の描写は、複数回の投票および改訂を通じて最終決定された。

結論:本ガイドラインは、NPCに対するICT後のRT実施を標準化し、治療の比較可能性とアウトカムを改善することを目的としている。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2025.01.015
PMID: 40146085

コメント

タイトルとURLをコピーしました