原題
Final Survival Results from the Penelope-B trial investigating palbociclib vs placebo for patients with high-risk HR+/HER2- breast cancer and residual disease after neoadjuvant chemotherapy – PENELOPE-B.
背景:PENELOPE-B試験では、術前補助化学療法後に残存病変を有する高リスク、ホルモン受容体陽性、HER 2陰性の乳癌患者において、内分泌療法に1年間のpalbociclibを追加することで、侵襲的無病生存率(iDFS)が改善するかどうかを評価した。
方法:このランダム化試験では、1250人の患者が13サイクルのETと並行してpalbociclibまたはプラセボのいずれかを投与された。
結果:追跡期間中央値77.8ヵ月後、全生存率はpalbociclib群で82.4%、プラセボ群で80.3%であった[HR 0.87]。全集団では有意な生存率の改善は認められなかったが、探索的解析では小葉乳癌患者の方が転帰が良好であることが示唆された。
結論:パルボシクリブは全体的に生存アウトカムを有意に改善しなかったが、小葉乳癌患者にベネフィットをもたらす可能性がある。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.03.010
PMID: 40139460
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