前立腺癌検出における局所麻酔下経会陰生検と経直腸前立腺生検の比較(TRANSLATE):多施設共同無作為化対照試験。

原題
Local anaesthetic transperineal biopsy versus transrectal prostate biopsy in prostate cancer detection (TRANSLATE): a multicentre, randomised, controlled trial.
背景:前立腺がんの診断は従来、経直腸的超音波ガイド下生検(TRUS)に依存しているが、局所麻酔下経会陰的生検(LATP)がより一般的になりつつあり、有効性と安全性に関する疑問が生じている。

方法:このランダム化臨床試験では、英国の10の病院から前立腺がんが疑われる生検未経験の患者を募集した。参加者はLATPまたはTRUS生検のいずれかに割り当てられ、一次アウトカムはグリソングレードグループ2以上の前立腺がんの検出に焦点を当て、二次アウトカムは副作用および患者報告の経験を評価した。

結果:1126人の参加者のうち、LATPは60%(547人中329人)でがんを検出したのに対し、TRUSでは54%(540人中294人)であった。LATPは感染率が低かったが、より直接的な不快感を報告した。

結論:LATPはTRUSと比較して優れた癌検出を示し、患者と医療専門家に重要な洞察を提供する。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00100-7
PMID: 40139210

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