原題
Analysis of patients with locally advanced rectal cancer given neoadjuvant radiochemotherapy with or without RT dose intensification: A multicenter retrospective study – ATLANTIS part I.
背景:術前放射線化学療法(RCHT)は局所進行直腸癌(LARC)に対する標準治療であるが、異なる放射線治療(RT)線量レベルを比較したデータは不足している。この研究は、病理学的完全奏効(pCR)に対する強化RTと標準線量の効果を評価することを目的とした。
方法:12施設のデータを用いてレトロスペクティブ分析を実施し、手術間隔、ダウンステージング、および毒性とともにpCR率を評価した。
結果:1028人の患者が研究され、全体的なpCR率は21.5%であった。ブースト群は、非ブースト群(17%)よりもpCRが有意に高く(26.6%)、急性胃腸毒性も増加していた。
結論:RT用量強化は、毒性のわずかな上昇にもかかわらず、特に進行した腫瘍において、LARCにおけるpCRを増強する可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110701
PMID: 40130646
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