白血球サブセットの早期回復は、集学的治療後の手術不能なステージII/IIIのNSCLC患者における良好な無増悪生存期間と関連している:プロスペクティブ探索的研究。

原題
Early recovery of leukocyte subsets is associated with favorable progression-free survival in patients with inoperable stage II/III NSCLC after multimodal treatment: a prospective explorative study.
背景:本研究では、手術不能なステージII/IIIのNSCLCの治療中の白血球サブセットの変化を調査し、これらの変化を患者の生存と相関させる。

方法:胸部放射線療法、同時化学放射線療法、または免疫チェックポイント阻害薬との併用を受けている患者20人から採取した血液サンプルを、マルチカラーフローサイトメトリーを用いて複数の時点で分析し、白血球集団、IL-6レベル、無増悪生存期間(PFS)、および全生存期間(OS)を評価した。

結果:放射線療法後のリンパ球絶対数の増加は良好なPFSを予測したが、T細胞の早期回復は良好な転帰を有する患者を識別した。

結論:CD8+T細胞数の早期増加およびIL-6レベルの変動性は、使用されたレジメンとは無関係に、治療後の患者の転帰を予測することができる。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02620-z
PMID: 40114261

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