同時性転移性上咽頭癌の予後ノモグラム:後ろ向き多施設共同研究。

原題
Prognostic nomogram for synchronous metastatic nasopharyngeal carcinoma: a retrospective multicentre study.
背景:同時転移性鼻咽頭癌(smNPC)は有意な異質性を示し、予後モデルは限られている。本研究の目的は、個別化された評価および治療選択を強化するための予後ツールを作成することであった。

方法:後ろ向き多施設共同試験では、Cox比例ハザードモデルを用いて556人のsmNPC患者を分析し、全生存(OS)に影響する因子を同定した。これらの因子に基づいてノモグラムを開発し、カプラン・マイヤー生存曲線を用いてリスクスコアで患者を層別化し、予測能を評価した。

結果:OSに影響する主な因子には、M分類、原発腫瘍の放射線療法、および免疫治療が含まれた。ノモグラムは良好な識別(C指数:0.743)を示し、外部で検証された。

結論:ノモグラムは、個別化された予後予測およびリスク層別化を可能にし、smNPC患者の臨床治療決定を支援する。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02602-1
PMID: 40114228

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