原題
Neurocognitive and resting-state functional MRI changes in patients with diffuse gliomas after chemoradiotherapy.
背景:この研究では、部分脳放射線療法(RT)後の神経膠腫患者において、安静時機能的MRI(rs-fMRI)が神経認知機能(NCF)変化とどのように関連するかを検討した。
方法:神経膠腫の成人患者は、ベースライン時およびRTの6ヶ月後にNCF検査およびrs-fMRIを受けた。シードベースの機能的結合性(FC)分析を実施し、FC変化を分割サンプルアプローチによるNCF変化と相関させた。
結果:登録された43人の患者のうち、32人が評価を完了した。平均NCF変化は2.9%であり、38%が低下を経験した。有意なFC変化は、頭頂葉記憶ネットワークおよびその視覚ネットワークとの相互作用において認められた。
結論:RT後のrs-fMRIの変化はNCFの低下を有意に示し、治療後の認知効果をモニタリングするためのバイオマーカーとしての可能性を示唆している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.03.017
PMID: 40107623
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