1.5T MR-Linac(GASTO-1078)を用いた同時化学放射線療法で治療した切除不可能な悪性心臓腫瘍の安全性と有効性。

原題
Safety and Efficacy of Unresectable Malignant Cardiac Tumors Treated with Concurrent Chemoradiation Therapy Using a 1.5T MR-Linac (GASTO-1078).
背景:1.5T MRライナックを用いて,悪性心臓腫よう患者に対する寡分割放射線治療と化学治療の併用(hypo-CCRT)の安全と効果を検討した。

方法:原発性または二次悪性心臓腫瘍を有する患者は、毎週のドセタキセルおよびネダプラチンと共に、合計50〜60 Gyの分割コース低CC RTを受けた。一次エンドポイントは局所無再発生存期間(LRFS)であり、二次エンドポイントには客観的奏効率および全生存期間(OS)が含まれた。

結果:7人の患者が中央値26か月の追跡調査で治療された。客観的奏効率は85.7%、2年LRFSおよびOS率は71.4%であった。重度の毒性は認められなかった。

結論:MR-Linac上のHypo-CCRTは実行可能であり、忍容性が良好であり、有望な腫瘍学的結果を示した。長期的な影響を評価するには、さらなる研究が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.01.018
PMID: 40100182

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