抗体-薬物結合体療法を受けている患者における孤立性中枢神経系進行に対する局所療法。

原題
Local Therapy for Isolated Central Nervous System Progression Among Patients Receiving Antibody-Drug Conjugate Therapy.
背景:抗体薬物結合体(ADC)は種々の悪性腫瘍に対してますます使用されるようになっており、ガイドラインは全身療法を継続しながら孤立性脳再発に対する局所療法を提案している。

方法:ADCで孤立性脳進行に対して放射線療法(RT)を受けている患者を、同じラインの治療を継続した後の転帰に焦点を当ててレビューした。

結果:17人の患者がRT、主に定位放射線手術で治療された。追跡期間中央値は29.5ヵ月であり、全生存期間中央値は19ヵ月、無増悪生存期間中央値は8.1ヵ月であった。局所再発は1病変に生じ、放射線壊死の発生率は12%であった。

結論:本研究は、ADC患者における孤立性脳再発に対する局所療法を支持し、特にオリゴプログレッシブ症例において、さらなる全身治療の必要性を遅らせる可能性がある。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101714
PMID: 40092156

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