甲状腺乳頭癌および甲状腺濾胞癌患者の長期相対生存率に対する放射性ヨウ素治療の影響:組織学的サブタイプおよび再発リスクカテゴリーをカバーするSEERベースの研究。

原題
Impact of Radioactive Iodine Treatment on Long-Term Relative Survival in Patients with Papillary and Follicular Thyroid Cancer: A SEER-Based Study Covering Histologic Subtypes and Recurrence Risk Categories.
背景:分化型甲状腺癌(DTC)に対する放射性ヨウ素(RAI)療法は、特に低リスクおよび中リスク患者におけるその使用に関して、ガイドライン間で異なる推奨事項があり、依然として議論の余地がある。

方法:この研究では、Surveillance, Epidemiology, and End Results Program(2000-2020)からの101,087人のDTC患者をレトロスペクティブに分析し、それらを組織学およびリスクカテゴリーによって層別化し、RAI療法を受けた患者と受けなかった患者の長期相対生存率を比較した。

結果:RAI療法はほとんどのサブグループで高い相対生存率と相関しており、高リスク患者では特に有益であり(最大30.9%)、低リスク症例では傾向が示された。

結論:RAI療法はDTC患者に有益であり、リスク状態に関係なく、特に大きな腫瘍またはリンパ節転移を有する患者において、相対生存率を高めるようである。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.124.269091
PMID: 40081954

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