原題
(18)F-Fluoroestradiol PET/CT for Predicting Benefit from Endocrine Therapy in Patients with Estrogen Receptor-Positive Breast Cancer: A Systematic Review and Metaanalysis.
背景:F-フルオロエストラジオール(F-FES)PET検査/CT検査は、エストロゲン受容体(ER)が陽性の乳癌における内分泌療法への反応を予測するためのバイオマーカーとして役立つ可能性があるが、これまでの研究ではサンプルサイズが小さいため、統計的有意性に限界があった。
方法:内分泌療法を受けているER陽性乳癌患者におけるF-FES PET検査/CT検査に関する研究について複数のデータベースを検索することにより、系統的レビューとメタ解析を行った。適格な研究からデータを抽出し、変量効果モデルを用いて解析した。
結果:メタ分析には、308人の参加者を含む12の研究が含まれていた。F-FES PETスキャンが陽性であれば、66%の臨床的ベネフィットの可能性が予測されたが、スキャンが陰性であれば11%のみが示された。
結論:F-FES PETは内分泌療法の有効性を予測するための信頼できるバイオマーカーであり、ER陽性にもかかわらず治療から利益を得る可能性が低い患者を同定する。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.124.269163
PMID: 40081952
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