局所進行または早期HER 2陽性乳癌の女性におけるピロチニブ併用または非併用の術前補助療法SHR-A1811の有効性と安全:無作為化非盲検第2相試験。

原題
Efficacy and safety of neoadjuvant SHR-A1811 with or without pyrotinib in women with locally advanced or early HER2-positive breast cancer: a randomized, open-label, phase 2 trial.
背景:HER 2陽性乳癌に対する術前補助療法には、通常、トラスツズマブおよびペルツズマブと化学療法併用が含まれ、第3世代のHER 2を標的とするADCの有効性および安全は調査中である。

方法:この非盲検第2相試験では、ステージII~IIIのHER 2陽性乳癌の成人を、SHR-A1811単独、SHR-A1811+ピロチニブ、またはPCbHPの3つの治療群に24週間無作為に割り付けた。主要評価項目は病理学的完全奏効(pCR)であった。

結果:265人の患者のうち、pCR率は群間で同程度であり、モノSHR-A1811で63.2%、併用療法で62.5%、PCbHPで64.4%であった。有害事象にはばらつきがあり、SHR-A1811+ピロチニブ群で顕著な発生率が認められた。

結論:SHR-A1811は有効な転帰と管理可能な安全性を示し、この患者集団に対する術前補助療法の状況における最初の評価となった。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.02.011
PMID: 40049447

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