ホルモン感受性オリゴ再発前立腺がん(RADIOSA)に対するSBRT併用ADTとSBRT単独との比較:ランダム化非盲検第2相臨床試験。

原題
ADT with SBRT versus SBRT alone for hormone-sensitive oligorecurrent prostate cancer (RADIOSA): a randomised, open-label, phase 2 clinical trial.
背景:RADIOSA試験では、ホルモン感受性前立腺がんのオリゴ再発男性を対象として、短期アンドロゲン除去療法(ADT)と体幹部定位放射線治療(SBRT)の併用とSBRT単独が無増悪生存期間に及ぼす影響を比較検討している。

方法:このランダム化第2相試験では、イタリアのミラノにある単一施設で特定の適格基準を有する患者105人を登録し、SBRT単独とSBRT+6ヵ月間のADTを比較し、主要アウトカムは臨床的無増悪生存期間であった。

結果:追跡期間中央値31ヵ月で、無増悪生存期間中央値はSBRTで15.1ヵ月、SBRTとADTの併用で32.2ヵ月であった(HR 0.43、p=0.0010)。

結論:併用療法は無増悪生存期間を改善し、転移指向療法の役割を強化するとともに、ADTの期間およびバイオマーカーに関するさらなる研究の必要性を示唆した。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00730-7
PMID: 40049196

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