領域の近表面線量は、乳癌に対して放射線治療を受けている患者における湿性落屑およびインプラント失敗を予測する。

原題
Regional Near-surface Dose Predicts Moist Desquamation and Implant Failure in Patients Receiving Radiation Therapy for Breast Cancer.
背景:本研究では,フォトン治療とプロトン治療を比較しながら,胸部または胸壁への照射における領域表面付近の照射線量と毒性作用の間の相関を分析した。

方法:2017〜2022年に治療した患者を対象とし、表面近傍容積(SR3)を評価し、線量測定とカイ二乗検定を用いて毒性を評価した。

結果:223人の患者のうち、腋窩SR3線量は湿性落屑(AUC=0.657)とインプラント失敗(AUC=0.880)の強力な予測因子であった。湿性落屑率は腋窩線量>48 Gyでより高かった。

結論:表面線量は皮膚毒性とインプラント合併症を効果的に予測する。選択された低リスク患者では、腋窩線量を48 Gy以下に制限することで、これらのリスクを低下させることができる。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.02.010
PMID: 40010652

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