原題
Association between dose to cardiac structures and overall survival: A multivariable analysis in a large, multi-institutional database of stage III NSCLC patients with external validation.
背景:ステージIIIの非小細胞肺癌(NSCLC)における用量制限心血管部分構造の同定は一貫しておらず、心臓温存治療ガイドラインの採用を複雑にしている。
方法:この研究では、5つの施設にわたる1587人のステージIIIのNSCLC患者からの臨床および線量測定データを分析した。トレーニングセットを用いて多変量コックス回帰モデルを開発し、種々の心血管パラメータに焦点を当てて外部テストセットで検証した。
結果:この研究では、心血管線量測定パラメータ、特に左側D5%との有意な関連が見出されたが、効果量は小さく、モデル性能の改善は最小限であった。
結論:関連性は存在するが、効果量が小さいことから、NSCLC治療における心臓温存戦略の優先順位付けには注意が必要であることが示唆される。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110821
PMID: 39993599
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