食道癌に対する術前補助化学放射線療法+逐次的チスレリズマブとその後の手術(CRISEC試験):単群、二中心、第2相試験。

原題
Neoadjuvant chemoradiotherapy plus sequential tislelizumab followed by surgery for esophageal carcinoma (CRISEC study): A single-arm, bicentric, phase 2 trial.
**背景:**本研究では、術前に食道扁平上皮癌(ESCC)を有する患者を対象に、逐次的にチスレリズマブを投与する術前補助化学放射線療法(NCRT)の有効性と安全を調査する。

**方法:**切除可能なESCC患者30例にNCRT(放射線療法および化学療法)を実施した後、3サイクルのチスレリズマブを投与し、その後手術を予定した。主要評価項目は病理学的完全奏効(pCR)率とした。

**結果:**30人の患者のうち、24人が手術を受け、100%のR0切除率を達成した。pCRは37.5%で観察され、主要な病理学的反応は87.5%で観察された。注目すべき毒性には、患者の35.7%におけるグレード3~4が含まれた。

**結論:**NCRT後のTislelizumabは、ESCC患者に対する安全性および実行可能性において有望であり、その有効性に関するさらなる調査が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110797
PMID: 39978682

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