原題
Ipilimumab plus nivolumab versus nivolumab alone in patients with melanoma brain metastases (ABC): 7-year follow-up of a multicentre, open-label, randomised, phase 2 study.
背景:メラノーマ脳転移を有する患者は、免疫療法に対して陽性反応を示すが、長期生存データは限られている。この研究では、7年間にわたってイピリムマブ+ニボルマブをニボルマブ単独と比較して評価する。
方法:非盲検第2相試験では、オーストラリアの4つの施設で79人の患者が登録され、全員が免疫療法を受けたことのないメラノーマの脳転移を有していた。患者は、異なる治療レジメンを受ける3つのコホートに無作為に割り付けられた。
結果:追跡期間中央値は7.6年であった。コホートAは、51%の頭蓋内反応、42%の無増悪生存率、および48%の全生存率を示した。
結論:イピリムマブとニボルマブの併用は7年までの持続的な有効性を示し、この患者群に対する標準治療とすべきであることを示唆している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00735-6
PMID: 39978375
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