ホルモン受容体陽性、HER 2陰性の転移性乳癌(ヤング-PEARL)を有する閉経前女性におけるパルボシクリブ+内分泌療法とカペシタビンの比較:無作為化非盲検第2相試験の全生存期間解析。

原題
Palbociclib plus endocrine therapy versus capecitabine in premenopausal women with hormone receptor-positive, HER2-negative metastatic breast cancer (Young-PEARL): overall survival analysis of a randomised, open-label, phase 2 study.
背景:Young-PEARL試験では、ホルモン受容体陽性、HER 2陰性の転移性乳癌を有する閉経前女性において、パルボシクリブとエキセメスタンおよび卵巣機能抑制の併用により、カペシタビンと比較して無増悪生存期間が改善したことが示された。この報告では全生存期間に焦点を当てている。

方法:この第2相ランダム化試験には、189人の閉経前女性が参加し、パルボシクリブと内分泌療法またはカペシタビンのいずれかを受けるように割り当てられ、無増悪生存期間を主要エンドポイントとし、全生存期間を副次的エンドポイントとした。

結果:全生存期間中央値はpalbociclib群で54.8ヵ月であったのに対し、カペシタビン群では57.8ヵ月であり、全生存期間の延長は観察されなかった(p=0.92)。

結論:パルボシクリブとエキセメスタンの併用は優れた無増悪生存期間を示したが、全生存期間を改善しなかった。このレジメンは、この患者集団における無増悪生存期間を延長するために好ましい。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00006-3
PMID: 39978378

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