トリプルネガティブ、アンドロゲン受容体陽性、進行乳癌におけるダロルタミドまたはカペシタビン(UCBG 3-06 START):多施設共同、非比較、ランダム化、第2相試験。

原題
Darolutamide or capecitabine in triple-negative, androgen receptor-positive, advanced breast cancer (UCBG 3-06 START): a multicentre, non-comparative, randomised, phase 2 trial.
背景:本研究では、2005年にエストロゲンではなくアンドロゲンによって駆動される可能性があると提案した、分子アポクリン(MA)腫瘍と定義された進行アンドロゲン受容体陽性トリプルネガティブ乳癌(TNBC)におけるダロルタミドの抗腫瘍効果を検討した。

方法:ランダム化第2相試験には、以前に化学療法で治療された進行TNBCの94人の女性が含まれ、ダロルタミドとカペシタビンを比較し、16週間での臨床的有益性の割合を評価した。

結果:臨床的有益率はダロルタミドで29%、カペシタビンで59%であり、ダロルタミドを投与されたMA腫瘍では57%であった。

結論:ダロルタミドは臨床的有益性のエンドポイントを満たさなかったことから、RNAプロファイリングはTNBCにおける抗アンドロゲン治療のための患者選択を改善する可能性があることが示された。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00737-X
PMID: 39978376

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