原題
Rucaparib versus chemotherapy for treatment of relapsed ovarian cancer with deleterious BRCA1 or BRCA2 mutation (ARIEL4): final results of an international, open-label, randomised, phase 3 trial.
背景:ARIEL4試験では、再発したBR CA変異卵巣癌において、ルカパリブを標準化学療法と比較して評価し、ルカパリブによる無増悪生存期間の改善を見出した。この論文では、最終的な全生存期間と進行後の転帰について報告する。
方法:12カ国の64施設でBRCA変異を有する女性を対象とした非盲検第3相試験が実施された。患者はルカパリブ群または化学療法群に無作為に割り付けられ、パフォーマンスステータスおよびプラチナ製剤感受性が治療を決定した。
結果:349人の患者の中で、全生存期間の中央値はルカパリブで19.4か月、化学療法で25.4か月であった(ハザード比1.3、p=0.047)。
結論:これらの知見は、進行卵巣癌におけるPARP阻害剤進行後の最適な治療配列決定を探求する必要性を示している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00674-0
PMID: 39914419
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