原題
Impact of bra application in breast cancer radiotherapy: A pilot prospective randomized trial.
背景:本研究は、乳癌患者における放射線治療中のブラジャー着用が乳房形状の再現可能性、線量測定、および治療関連の毒性に及ぼす影響を評価することを目的とした。
方法:乳房温存手術を受けた38人の患者をブラジャー着用群と非着用群に無作為に分けた。胸筋形状の再現性は、毎日のコーンビームコンピュータ断層撮影(CBCT)を用いて、乳首から乳房までの間隔(ΔNPD)と平均表面間隔(MSD)に焦点を当てて評価した。
結果:ブラジャー着用群は、特に大きな乳房において、ΔNPDおよびMSD値の有意な改善を示し、治療毒性は最小限であった。
結論:放射線療法中にブラジャーを着用することは、毒性を増加させることなく乳房形状の再現性を高め、特に乳房の大きさが大きい患者に有益である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110785
PMID: 39952437
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