組織学的確認の有無にかかわらず、大きな(3 cmを超える)原発性肺癌の治療のためのリスク適応定位放射線治療:傾向スコアが一致し、重み付けされた分析。

原題
Risk-adapted stereotactic body radiation therapy for the treatment of large (>3 cm) primary lung cancer with or without histologic confirmation: A propensity score matched and weighted analysis.
背景:定位放射線治療(SBRT)は、手術不能な小さな原発性肺癌に対して有望であるが、より大きな腫瘍(>3 cm)に対する有効性はあまり明らかにされていない。

方法:本研究では、2010年から2022年にかけて、総線量中央値60 Gyのリスク調整SBRTを実施した大型原発性肺癌患者を登録した。主要評価項目には全生存期間(OS)が含まれ、副次評価項目には無増悪生存期間(PFS)およびその他の失敗率が含まれた。解析方法には、傾向スコアマッチングおよびCox比例ハザードモデルが含まれた。

結果:126人の患者の間で、臨床診断および病理学的診断は同様の結果をもたらした。チャールソン併存疾患指数が5以上であることは、予後不良因子として浮上し、重度の肺炎の発生率は低かった。

結論:リスク適応SBRTは、選択された大きな原発性肺癌患者に対して有望な治療法である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110781
PMID: 39933623

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