手術可能な高リスク上部尿路上皮癌患者における術前補助durvalumab+ゲムシタビン/シスプラチンまたはカルボプラチンの安全と効果:iNDUCT試験。

原題
Safety and efficacy of neoadjuvant durvalumab plus gemcitabine/cisplatin or carboplatin in patients with operable high-risk upper tract urothelial carcinoma: the iNDUCT trial.
背景:高リスク上部尿路上皮癌に対する腎尿管全摘出後の予後は依然として不良である。本研究では、durvalumabを併用した術前補助化学療法の安全と効果を評価した。

方法:この第II相試験(NCT04617756)では、患者は術前にゲムシタビン/シスプラチンまたはゲムシタビン/カルボプラチンのいずれかによるdurvalumabを受け、主要エンドポイントは病理学的完全奏効(ypT0)率であった。

結果:50人の患者が登録された。pT0率はシスプラチンコホートで13%、カルボプラチンコホートで5%であった。重度の免疫療法関連毒性は認められなかったが、数人の患者が化学療法関連の有害作用を経験した。

結論:併用療法は主要評価項目を達成しなかったが、良好な安全性プロファイルでダウンステージングの可能性を示した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00179
PMID: 39951246

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