原題
Exploring the Flare Phenomenon in Patients with Castration-Resistant Prostate Cancer: Enzalutamide-Induced PSMA Upregulation Observed on PSMA PET.
背景:エンザルタミドのようなアンドロゲン受容体標的薬は、前立腺特異的膜抗原(PSMA)を調節することにより、前立腺癌の診断および治療戦略を改善する可能性がある。
方法:後ろ向きコホート研究では、転移性去勢抵抗性前立腺癌の9人の男性をエンザルタミドで評価した。PSMA PET/CTスキャンを治療前後に分析して、PSMA発現の変化を評価した。
結果:エンザルタミドは、評価した病変の56%(42病変)でPSMA発現を増加させ、患者1人(11%)で新たなPSMA陽性病変が発見されたが、リスクのある臓器はほとんど影響を受けなかった。
結論:エンザルタミドはPSMAのアップレギュレーションを誘導することから、診断および治療の可能性が高まることが示唆され、「フレア現象」の臨床的意義をさらに調査する必要がある。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.124.268340
PMID: 39915123
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