前立腺放射線療法を受けている患者における急性毒性と遅発性毒性の相互作用:6件のランダム化試験の個々の患者データのメタアナリシス。

原題
The interplay between acute and late toxicity among patients receiving prostate radiotherapy: an individual patient data meta-analysis of six randomised trials.
背景:前立腺放射線療法後の急性毒性と遅発性毒性との関係は、特に異なる試験データおよび治療スケジュールにわたって十分に調査されていない。

方法:この個々の患者データのメタアナリシスには、MARCAPコンソーシアムからの26件の適格な無作為化第3相試験のうち6件が含まれ、6,593人の患者における急性および後期グレード2以上の泌尿生殖器および消化管毒性を評価した。

結果:急性泌尿生殖器毒性は晩期毒性(オッズ比2.20)および尿の生活の質(QOL)の悪化と有意に相関していた。同様に、急性胃腸毒性は晩期毒性(2.53)および腸のQOLの低下(1.52)と関連していた。

結論:知見は、急性毒性を最小限に抑えることが遅発性毒性のリスクを低下させ、患者のQOLを改善する可能性があることを示唆している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00720-4
PMID: 39894025

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