原題
First-Line Mobocertinib Versus Platinum-Based Chemotherapy in Patients With EGFR Exon 20 Insertion-Positive Metastatic Non-Small Cell Lung Cancer in the Phase III EXCLAIM-2 Trial.
背景:経口EGFRチロシンキナーゼ阻害薬であるモボセルチニブは、NSCLCにおけるエクソン20挿入変異を標的とする。この第III相試験(EXCLAIM-2)では、進行/転移性ex20ins+NSCLCを治療するためのプラチナベースの化学療法に対する有効性を評価した。
方法:この非盲検試験では、354人の患者がモボセルチニブまたは化学療法のいずれかを受け、無増悪生存期間(PFS)が評価された。
結果:中間解析では、両群のPFS中央値は9.6ヵ月であり(HR、1.04;p=.803)、奏効率は同程度であった(モボセルチニブ群32%対化学療法群30%)。モボセルチニブはより良い生活の質の指標を示した。
結論:モボセルチニブは、ex20ins+進行/転移性NSCLCの一次治療において、プラチナ製剤ベースの化学療法と比較して優れた有効性を示さなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01269
PMID: 39879577
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