原発性甲状腺乳頭癌に対する高周波アブレーションの治療成績と安全性:状況を一変させるメタアナリシス。

原題
Therapeutic outcomes and safety of radiofrequency ablation for primary papillary thyroid carcinoma: A game-changing meta-analysis.
背景:高周波アブレーション(RFA)は、小さな低リスクの甲状腺乳頭癌(PTC)の治療法として浮上している。この系統的レビューおよびメタ解析は、T1a対T1b PTCに対するRFAの有効性および安全性を評価することを目的とした。

方法:転移のないT1aおよびT1b PTCに対するRFAの転帰に関する研究について、腫瘍の消失、容積の減少、合併症、および再発に焦点を当ててデータベースを検索した。

結果:RFA治療を受けた結節6,613個を対象とした20件の研究では、全腫瘍消失率は94.3%、合併症発生率は1.71%であり、再発率は低かった(T1aでは1.11%、T1bでは4.21%)。

結論:RFAは低リスクPTCに対する手術の安全で有効な代替法であり、これらの知見を確認するためのさらなるプロスペクティブ研究が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110706
PMID: 39862924

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